産前の片づけ、つまり妊娠中に行う片づけで、押さえるべきポイントは何でしょうか?
「赤ちゃんが快適なこと」が第一、ではないですよ。
私が思うポイントを2つお伝えします。
ちなみにこの記事は、第一子妊娠中だった頃の自分に向けて書いてます。
第二子を授かった未来の自分にも向けてます。(授かるか分かんないけど)
妊娠中の片づけのポイントは、この2つ
妊娠中の片づけで意識すべきは、以下の2点です。
- 大人の物を整理する。
- 長時間過ごす場所・人が入る場所を優先する
赤ちゃんって言わないのが意外ですよね?
順番に見ていきましょう。
大人の物を整理する
妊娠中にやるべきは、圧倒的に大人の物の片づけです。
妊活中(妊娠前)の片づけの記事でも同じこと言ってますが、妊娠中も変わりません。
子供のモノは、放っておいても必要になれば何とかします、私たち。
逆に大人のモノは、意識しないとやらないです。
家族が一人増えるのです。今までと同じように暮らしていては、早々に場所がなくなります。
赤ちゃんとの生活なんて、本を読んだり話を聞いたりしても、なかなか想像つかないですよね。
悩んでいる間に、まずは大人の物を整理して減らしましょう。
床を、空間を、収納を、少しでも空けましょう。
場所さえあれば、どこに布団敷いてどこで遊ばせて、なんていうのは産まれてからいくらでも思いつきます。
場所がないと、ごちゃごちゃした物のそばで寝かせることになったり、遊ぶ様子を撮っても物が写り込んだりして、危険やイライラが生まれることになります。
赤ちゃんグッズの準備は、最低限にしておく
もちろん育児グッズの下調べも大事だし、生まれてすぐ必要な物は購入が必要です。
我が家もベビーベッドは事前にレンタルしましたし、ベビーカーはお下がりで、新生児用の抱っこ紐は購入で、それぞれ用意しました。
こまごました衣類や世話グッズも購入しました。
でも、今時は通販もあるし、自宅に届けてくれるレンタルサービスもあります。店が近ければ、家族に買ってきてもらうこともできます。
下調べさえしておけば、必要を感じてから用意するのでも、意外と間に合ったりします。
例えば私は母乳育児を希望していましたが、産後の入院中にミルクを足すことが決まって、急遽旦那に哺乳瓶と乳首を買ってきてもらいました。
助産師さんに、病院で使っている乳首を聞いて同じものを買えたので、念のためと買っておかなくて良かったと思います。
衣服は、ほとんど吐き戻さない子だったので、最低限の枚数で正解でした。もしよく吐く子だったら、ユニクロの肌着や新生児服を、入院中〜退院後に通販したと思います。
ママバッグは、最初は使い慣れたカバンでしのいで、後から子との生活に合ったリュックを買いました。
生まれた子の個性によって、必要な物も少しずつ違います。
縦型の抱っこ紐で平気な子もいれば、横抱きのスリングを好む子もいます。
バウンサーが好きな子も嫌いな子もいます。
抱っこ&縦揺れでよく寝るなら、バランスボールが役立つかもしれません。
子に合わせて、必要な物をためらいなく用意するためにも、妊娠中にはまず片づけが大事なんです。
片付ける場所の優先順位
そして、片づける場所です。
家中できれば最高ですが、妊娠中は体調が悪いこともあるし、時間や体力が足りないこともあります。
そんな時は、
- 産後に長時間過ごす場所
- 手伝いに来た人が入る場所
これらを優先して片付けましょう。これらの場所に関する家事も整理します。
最優先は、産後に長時間過ごす場所=寝室です。リビングというお宅もあるでしょう。
人が出入りする場所は、玄関、リビング、台所、洗面所、トイレ。
片付いていなくて、手伝いに来てくれた人にどう頼んで良いか分からない…なんてならないためにも(私です)、人に説明できる程度には片付けておきたいです。
目指すのは、以下の状態。
- 私物を置かない
- 掃除しやすい
- 収納がわかりやすい
ほんと、何でも分かりやすいに越したことはないです。
のちのち、子供が使いやすい収納を考えたり、整理収納を教える際にも、経験が生きます。
物置部屋を作っちゃうのも選択肢
時間がない! という時は、物置部屋と割り切る部屋をひとつ、思い切って設定するのも手です。
私は、物置部屋は作りたくないと思っていて、かえって自分の首を絞めていた気がします。
産後に結局、なし崩しで物置部屋が発生してますし。
物置部屋に物を押し込んだとしても、過ごす時間が長いリビングに物が溜まっているよりは、ずっとマシです。
子供にかかりきりで片付けもできない時期は、長くは続きません。
夜間の授乳も離乳食も、目が離せない時期も、話が通じない時期も、何年も続くわけではありません。
その間だけだ、と割り切るんです。
ただし、物置部屋に押し込む物は、なるべく整理して、ラベリングもしておきましょう。どんどん忘れてしまいますので。
整理さえされていれば、あとから片付けるハードルは下がります。
産後の自分に、ゆとりを空けよう
妊娠中に行う整理・片づけは、産後の自分(たち)にゆとりを空けてあげる作業です。
物を整理すれば、場所が空く。
家事の内容を整理・共有すれば、頭が空く。
場所が空けば、子供の物が増えても悩まないで済みます。
頭が空けば、寝不足で回らない頭でも、焦らないで過ごせます。
子供のことを調べたり考えるのに頭を使えます。
家の中、こんなにシンプルにしちゃって大丈夫だろうか…と心細くなるくらいでちょうど良いです。全然OKです。
産むか産まないかくらいで早速、お祝いの金品が続々と入ってきます。
産まれたら新しいことだらけで、頭も気持ちも一杯になります。
顔立ちに似合う服や小物も買いたくなります。月齢フォトだって撮りたくなるかもしれません。
産後半年もすれば、寝返りするし離乳食も始まって、関連グッズもオモチャもどんどん増えます。
今のうちに減らせるだけ減らすので大正解です、何も間違っていません。
ぜひ、スッキリ軽い部屋と気持ちで、あっという間の新生児期を満喫してください。