性格統計学を学べる「伝え方コミュニケーション検定」に興味がある方。
特に、初級講座や中級講座を実際に受講して、面白い・もっと知りたいと思った方。
次に何を学んでみるか、迷いますよね。
受講料もかかるので尚更です。
私も、最初は旦那への片づけの促し方に悩んで、伝え方初級・中級と受講しました。
そして、旦那との関係だけでなく、息子への関わり方にもとても役立ったので、もっと知りたいと思いました。
伝え方コミュニケーション検定の上位講座は幾つかありますが、私のような学びたい人向けだと、以下の二つがあります。
- 伝え方コミュニケーション検定 上級
- 伝え方マスター講座
この記事では、上記の2講座について、
- 仕事に生かすというより、まず学びたい
- 子育て中で時間が取りにくい
という立場の、私の目線で紹介します。
伝え方マスターを検討して上級検定の受講を決めた、検討過程で考えたことも、全部書きます。
初級・中級を受講した話はこちら↓
伝え方コミュニケーション検定の上位講座とは
冒頭で書いたように、伝え方コミュニケーション検定の上位講座は、学びたい人向けには以下の2講座があります。
- 伝え方コミュニケーション検定 上級
(以下「伝え方上級」または「上級」) - 伝え方マスター講座
(以下「伝え方マスター」または「マスター」)
内容を簡単に比べてみます。
伝え方上級の内容
伝え方上級は、e-ラーニングが主体です。
合計約8時間の動画講座です。(フォローセミナーもあります)
職場におけるコミュニケーション、というテーマで学びます。
学ぶ内容は、ざっくり分けると、以下の3つです。
- 「価値観4タイプ」=中級講座を深める内容
- 「目標の立て方の特性2タイプ」=上級で新しく出てくる内容
- 「思考2タイプ」=初級講座を深める内容
WEB試験に合格すると、「伝え方コミュニケーション検定上級」の資格を取ることができます。
伝え方マスターの内容
伝え方マスターは、グループ討論とモニターカウンセリングが主体です。
1期は13週(約3ヶ月)です。
性格統計学の全ての理論を学びます。
上級までの内容を学んだ上で、さらに細かく「性格12タイプ」「気質10タイプ」まで学び、性格統計学の全体を理解します。
- 上級の内容すべて
- 「性格12タイプ」
- 「気質10タイプ」
マスターを修了すると、「伝え方コミュニケーション検定上級」および「伝え方マスター」の資格を取ることができます。
マスターの方が詳しいんだな、ってことは何となく分かりますかね。
【いきなり上位講座を受講するのは有り?】
伝え方コミュニケーション上級も、伝え方マスターも、初級・中級の内容が含まれています。
また、初級と中級の講座内容(動画・テキスト)を、全部見ることもできます。(マスターは上級も全部見れます)
なので、いっぺんに上級やマスターに飛び込んでも問題ないです。
実際マスター受講生の中では、初級・中級・上級全部飛ばしていきなりマスターに来た人が2番目に多いそうです。(1番多いのは中級→マスターの順)
上級とマスターの違いは、結局何なの?
伝え方上級とマスター、全っ然違うのは分かったけど、結局なんなの? 誰かまとめて?
受講に当たって資料を読んだり、性格統計学を考案・開発された稲葉真由美さん本人に相談させてもらったりして、最終的に私の理解はこうなりました↓
上級とマスターの最大の違いは、「生のコミュニケーションをとりながら学ぶかどうか」である。
結局「e-ラーニングかグループ講座か」の違いが一番のポイントだ、って結論に落ち着きました。
「学べる内容はこれとこれと…」とか色々情報はありますけど、上級とマスターの違いは、「グループ討論やモニターカウンセリングで徹底的に学びを深めるかどうか」に尽きます。
学べる内容、用意すべき時間、かかる費用、取れる資格、すべてこの違いに繋がっています。
他の人の相談に乗れるかどうかにも関わることです。
(伝え方マスターの資格では、対面での有料カウンセリングを行うことができます)
上級フォローセミナーと、マスター講座の違い
伝え方上級にも、中級のようにフォローセミナーがあって、実際に話しながら学びを深める用意はされています。
まったくe-ラーニングだけってわけではないので、だったら上級でもいいんじゃないの、と思う方もいるかもしれません。
でも、このフォローセミナーは「伝え方コミュニケーション検定上級」の資格を取るのに必須ではありません。
回数も内容も、マスターと比べたら少ないです。
対して伝え方マスターは、2時間半×全13回、3ヶ月かけてじっくりグループ講座を受けます。
オンラインで毎回同じメンバーの受講生と集まり、その時々のテーマについて、お互いの感じ方や考え方を話し合います。
何度も話をすることで、いろいろなタイプの人がいるということも、性格統計学の考え方も、深く腹落ちしていきます。
13回の中には、自分の身の回りから相手を見つけて、カウンセリングの実習もあります。
上級とマスター、生のコミュニケーションをとりながら学ぶかどうか、というのはこういう違いです。
伝え方マスターを公式サイトで見てみる↓
伝え方マスター受講を検討した
さて、初級・中級を受講して、もっと知りたい! と思ったら、次はどの講座を受けましょうか?
スケジュールが合うなら、伝え方マスターが絶対面白いと思います。
対して、時間のやりくりがしやすいのは、eラーニング主体の上級講座です。
私がマスター受講を検討して、最終的に上級に落ち着いた検討過程を、7項目に分けて書きます。
1.自分の気持ちは明確か
個人的には、伝え方中級まで受講したことで、性格統計学は面白い・役立つと確信していました。
性格統計学を取り入れてから、旦那に片づけの話をしたときの反応が、明らかに違います。聞いてくれます。
反応が鈍い時の私の受け止め方も、良い方向に変わってきました。
息子も、声の掛け方を変えたら、今まで以上に嬉しそうにします。
イヤイヤ期真っ最中の2歳ですが、比較的穏やかに育児できていると思います。(本人の性格も大きいとは思いますが)
家族以外にも幅広く応用できるのは明らかで、できればとことん学びたい、伝え方マスターを受講したい、と思いました。
2.客観的にも受講に値するものか
個人的に確信してたとしても、客観的にはどうなのか。受講に値するのか。これ大事ですよね。
性格統計学の今までの実績を、4つに分けて簡単にまとめます。
2-1.講演・研究実績
性格統計学は、様々な企業や学校・保育園、医療機関などで講義がなされ、役立ったと評価されています。
平成28年度には、文部科学省の調査研究事業を委託され、「教員のコミュニケーション力向上」を目的とした研修を行いました。
この研修後のアンケートでは、「関わり方を振り返るきっかけになった」先生が98%、「実践して役立っている」先生が87%と、高い評価だったそうです。
2-2.関連書籍が売れ筋1位
性格統計学に基づく関連書籍は、以下の2冊出ています。
どちらも紀伊国屋書店の売れ筋で一位の実績があります。(2021年9月~10月)
2-3.メディアに取り上げられた
性格統計学は、今までにNHK「おはよう日本」や、フジテレビ「ノンストップ!」で紹介されました。
(おはよう日本:2019年6月)
(ノンストップ:2020年4月、7月、2021年1月、9月)
2021年11月には、マイナビ子育てで連載も行われました。
2-4.ビジネスモデル特許
性格統計学を用いた「伝え方ラボ」のアプリは、特許を取得しています。
また、国際特許を取得に向けて準備を進めているそうです。(今までも取得直前まで行ったけど、資金不足で叶わなかったとのこと)
以上のように、性格統計学は様々な実績があり、客観的にも、役立つ、価値が高い、と認められています。
受講する価値アリです!
3.取れる資格
資格は、私はあまり重視してなかったんですが、メモ程度に書きます。(イメージ画像は中級の合格証です)
伝え方マスター講座を修了すると、「伝え方コミュニケーション検定上級」および「伝え方マスター」の資格が取れます。
マスターは「人間関係・コミュニケーションのアドバイザー資格」と言うと分かりやすいです。
「伝え方マスター」の資格では、性格統計学に基づいた有料カウンセリング(対面で1対1)や、人間関係・コミュニケーションのアドバイスを行うことができます。
「自分と他人」だけでなく、「他人と他人」の関係についても、自信を持って力になれるのが、上級講座と伝え方マスターの大きな違いです。
4.受講費用
ここがクリアできないと受講できない、費用。
伝え方マスターの受講費は、36万円です。(2022年2月時点。今後、値上げが予定されています)
気軽に出せる額ではないですよね。
でも、全13回(振替日を含めたら26回)しっかり講師が付いて2時間半のグループ講座、アーカイブも視聴できる、資格も取れる、と考えていくと、妥当な金額だと私は思いました。
この先の人生で学んだことを生かしていけば、いくらでも回収できる額だ、とも思います。
働いていた頃の貯金から何とか出せる額でもあり、私的には受講費用、クリアです。
ちなみにクレジットカードで支払えば、分割払いにすることもできます。1万×36回とか、そんな感じですね。
5.スケジュールは合うか
伝え方マスターのオンライングループ講座は、昼の部と夜の部があります。
どちらも同じ内容で、13週にわたって行われます。
私の場合、平日はワンオペで寝かしつけまでやっているので、夜の部は選択肢から外れます。
昼の部ならば、息子を一時保育に預ければ、さほど無理なく受講できると思いました。
幸い、息子は楽しく一時保育にいくので、申し訳ないとかも思わないで済みます。
問題は、一時保育が毎回予約できるとは限らないこと。枠が決まっているので。
予約できない場合、息子と一緒に参加するために遊び道具を用意するか、義実家を頼るか、などと追加の調整が必要です。
風邪をひいたりして一時保育に行けない時も同様です。
でも、やれないことではないです。
どうしても無理ならアーカイブを見ることもできますし。
スケジュール、合わせられます。
6.グループ討論なんてできるかどうか
以前の私なら、自分にグループ討論なんてできるだろうか、と心配になったと思います。
これは、初級と中級を受講する中で、だいぶ解消されました。
伝え方初級のe-ラーニング動画では、受講生役の方々が、顔出しで喋っておられます。
これを視聴するだけでも、伝え方講座のグループ討論とはどんなものか、雰囲気は分かります。
感じたままを言って大丈夫、笑いあって理解する、安心感があって楽しい討論なのが分かると思います。
また、伝え方中級のフォローセミナーに参加すれば、模擬体験になります。
「あなたはどう感じますか」を実際に聞かれたり、参加人数によってはグループに分かれて話し合ったりします。
動画とフォローセミナーで、コミュ障の私でも何とか参加できそう、とイメージができました。
というか、そもそもコミュニケーションを学ぶ場なのです。
それならコミュ障を晒してもいいじゃない、コミュ障でも無理なくできるコミュニケーションを見つければいいじゃない、とも思いました。
7.脳みその余裕は足りるか
という感じで、伝え方マスターを受講する方に気持ちがだいぶ傾いたのですが、最終的には、やめることにしました。
なぜか。
脳みその余裕が足りない、と思ってしまったからです。
もっと言うと、片づけを優先したいと思ったからです。
出ました、片づけ。
一時保育中の一番良い時間を丸々受講に当てるのが、3ヶ月続いたとして、その間片付けは進むのか。
息子の産後の時みたいに、片付けしたい、受講もしたい、という状態になってフラストレーションをためるんじゃないのか?
実際に、妊娠中に片づけと勉強を同時進行して、どちらも消化不良になってしまった経験もあります。
今は息子を自宅で見ているので、なおさら使える時間が限られます。
コロナの状況次第では、一時保育や義実家預けを自粛する必要も出てきます。
ちょっと、余裕、足りないかもしれない。
結論。「今は」マスター受講はしない
時間と脳みそのやりくりを自分の中でさんざんシミュレーションして、こういう所がほんとロジカルなんですけども、結論としては
「…今じゃ、ない(断腸)」
となりました。
私、絶対、受講を始めたらのめり込む自信ありますので…
ほんと泣く泣くなんですが、最終的には自分の中で納得して、伝え方マスターの受講はやめることにしました。
でも、片付けが終わっていれば、絶対に受講してたと思います。
もったいない!
片づけが落ち着いたら受講したいです
「今回は」マスター受講をやめましたけども、完全に諦めたわけではないです。
伝え方マスターを受講したとして、「資格」の部分が即座に生かせるかは、職業によるかもしれません。
でも、何でもない仕事でも、学んだコミュニケーションは絶対に生きます。
仕事仲間やお客さんとの関係が良いこと、少ない労力で良い関係を保てることは、確実にプラスです。
別に、仕事と絡めて難しく考える必要もないんです。
単純に、知り合いが子育てや人間関係で困っているときに、ちょっと相談に乗れたら嬉しいですよね。
自信を持って相談に乗れるのも、マスター受講してこそできることです。
そういうのが積もって、いつのまにか自分の評価が上がったり。
必ず武器になります。
受け止め方を学ぶことで防具にもなりますし、自分の特徴を深く知ることは、レベルアップにも繋がります。
受講やめた人間が言うのもアレなんですけど。
片付けが落ち着いたら、値上げしていても伝え方マスターに飛び込みたい、と思っています。
上級講座をマイペースで受講します
というわけで、今回は伝え方マスターの受講はやめました。
でも、中級にとどまらず学びたい気持ちはありました。
なので、深夜早朝や息子同伴でも見やすい、e-ラーニング主体の上級講座を受講することにしました。
上級講座のフォローセミナーは、月1回、通常は夜の時間帯です。
でも、今年(2022年)の3月〜6月は昼の時間に行われるそうで、それなら出やすい! と思ったのも、受講の後押しになりました。
上級講座の視聴期間は1年間あるので、焦らずマイペースに進めます。(実際は1〜2ヶ月で、まず1周見終わりたいと思っています)
楽しく学びたいと思います!
片づけに関して役立つことがあれば、またブログにも書きたいと思います。
伝え方マスターを公式サイトで見てみる↓