我が家は片づけをして、どうなりたいのか?
今までも考えていたつもりだったけど、まだまだ足りない、とタスカジさんとお片づけしながら実感しています。
部屋をスッキリさせたい。
でも、大事に思っているモノを減らしたくない。
両方叶えるのは不可能です。
比較的簡単に減らせるモノを減らしていった結果、我が家では全ての部屋をスッキリさせるのはかなりのエネルギーが必要だ、ということが見えてきました。
どこかで折り合いを付ける時期が来ているようです。
考えるきっかけになった相談会↓
本当にモノが少ないことを目指したいのか?
私は産後ずっと「物を減らしたい」「ノイズの少ない家になりたい」と思ってきました。
でも、私は本当に、物が少ないことを目指したいのか?まずここからな気がしてきました。
産前産後に旦那が片づけに非協力的だったので「私が減らさないといけない」と思い詰めていたのでは?
産後、脳の余裕が足りなくて、必要なモノまでノイズに見えていたのでは?
片づけ本を色々と読んで、引っ張られていることはないでしょうか?
本ではなく、実家や祖父母の家を思い出してみるのが良いかもしれません。バックヤードまで知っている家を。
居心地が良い家はどこでしょう?反面教師なのは?それぞれどれくらいモノがあって、収納はどのように整理されているでしょうか?
元々捨てられないタイプ、その理由は
私は元々「捨てられずに何でもため込むタイプ」でした。
モノを手放す判断基準が分からず、収納場所からあふれても「いつか使うかも」「もったいない」で取っておいていました。
その後、時間をかけて判断のしかたを学ぶことで、モノは減ってきました。が、それでもなお、収納に入りきらない程度にはモノが多い。この理由は、私が「モノに愛着を持つタイプ」だから、だと思えてきました。
旦那もおそらく同じで、所有物の由来やエピソードを延々と語り合えてしまいます。写真や思い出の品だけでなく、お皿1枚、ボールペン1本でも「コレはどこで買った」「●年前くらいに●●に行ったときにもらった物で」などと、話そうと思えば話が続きます。
愛着のあるモノも、状況次第でノイズとなる
こうしてモノを見ながら色々と思い出し考えるのは、モノをノイズと感じることと裏表。脳に余力があれば「モノへの愛着」で問題ないし、余力がなければ見ているだけで疲れる=ノイズとなるわけです。
やはりモノだらけでは、余力がないときに疲れ切ってしまう、と思います。
今の私の考え
共用の場所はスッキリと(防災の観点でも)
公共の場所であるリビングは、私物の置きっ放しは基本的にやめたいです。これは産後ずっと思っていました。
また、必要な時には負担なく片づけられるように、全ての物の住所を定めたいです。
他の共用の場所(台所、洗面所、玄関、トイレ)も、外に出しておく物品や私物は最低限にし、なるべく収納に入れたいです。これは出産前に片づけていた頃から、ある程度できていたと思います。
共用の場所をスッキリしておくことで、忙しくて余裕がない時も、きっとイライラしないで過ごせます。
来客があってもサッと片付けられますし、産前産後や家族がケガしたなどの時に手伝いに来てもらう場合も頼みやすいです。
親戚の家を思い出してみても、居心地が良いと感じる家はやはり、公共の場所ではモノの住所がしっかり決まっていました。
床に余計なモノを置いていない、というのも共通点です。
避難経路を塞がない、地震が来ても逃げ場がある、という点でもスッキリしているのは重要です。
バックヤードはモノが多くても良いかも
一方で収納の内部や私室は、ある程度物が多くても許容範囲、と考えているかもしれません。今回改めて考えてみて、そう思えてきました。
今までは、全てをスッキリさせるための途中段階として、収納にモノを押し込んできました。把握しやすいように、箱に中身を書いて天袋に入れる、など。
でも、このままぎゅむっとモノが入った状態でも、それはそれで良いのでは、って気もしてきたのです。
未来のためのスペースは確保しておく
ただし「モノを押し込んでも良い」というのは、どこに何があるか把握できていて、必要な時にサッと出せることが前提です。隙間があるからといって、何でもかんでも押し込むべきではありません。
バックヤードを全部埋めてしまうと、買い物のたびに置き場所を考えまくることになります。
私の私物だと、本や服で考えまくっていますね。買いたいけど入れる場所がない…と。
必要な時に必要なものを買うためにも、バックヤードに少しゆとりを持たせるのが理想です。
私物は置き場所を決めたい
そして、私物は共用スペースに出てこないように、置き場所を区切りたいです。
これも「公共の場所はスッキリ」と連動して、産後ずっと気にしています。
息子が赤ちゃんの頃、行政の補助で家事ヘルパーさんに来てもらいました。でもこのときは、リビングにある旦那の私物を動かせず、スッキリ掃除してもらうことが難しかったのです。「来てもらったのに活躍していただけない」といういたたまれない気持ち、「結局私がやらねばならないのか」という負担感は、繰り返したくない記憶です。
私物がリビングに出てこないよう区切れば、掃除で悩むこともなくなります。
私物スペースの内部も、作業場所はスッキリ・バックヤードは整理して詰める、とするのが個人的には理想です。
モノを減らしていけば次にやることが見えてくる
タスカジさんは魔法使いではないし、家は四次元ポケットではありません。物理的に収納できない物はできないし、自分たちに管理できる上限を超えれば散らかりやすくなるので、ある程度モノを減らすのは正義です。「まず減らす」は第一歩としては正解なのです。
妊娠中から、「ともかく物を減らしてスッキリしたい」「最終形態はよく見えないけれど、減らしていけば次にやることは見えてくるはずだ」と思っていました。
この「次にやること」が、今まさに見えてきているのかもしれません。大きな意味で。
減らしたモノをどう維持管理するか?
ある程度減らしたのはいいけど、その後はどう維持管理していくのか?
私も旦那も、先に書いたとおり、モノへの愛着は強いです。
自分たちのキャパで管理しきれる量に抑えつつ、好きな物を思い切り所有する、ということをもっと練習していくと、幸せに近づくような気がしてきました。
タスカジさんの言う「枠を決める」の考え方ですよね、これまさに。
枠からあふれたときに手放す方法の練習。
あふれつつもどりつつ所有する。
こんまり流「ときめき」基準の管理に戻ってきたような気もします。
考え抜いてから動くのでOK
こんなに考えまくらずにサラッと模様替えを試してみる感性の人も、中にはいるでしょう。
でも、私は考えて納得してから動くタイプで、判断もじっくりゆっくりです。
旦那も息子も、考えてから動くタイプで、判断遅め。
性格統計学でこの点を受け入れられたことも、片づけに役立っていると感じます。
ここまで考えてきた「我が家の片づけ方針」をまとめると、以下の通り。
- 共用スペースはスッキリさせる(住所を決める、足元に置かない)
- バックヤードは把握できるように詰める(できれば、未来のためにゆとりを持たせる)
- 私物は場所を決めておさめる(私物スペースの中でも、スッキリする場所とバックヤードを分ける)
ただし、旦那と息子の考えはまた違う、かもしれません。
なので話し合いは続けます。
話し合いと言いつつ押しつけてしまわないよう、折り合いを付けられるよう頑張ります。