片付けが苦手な旦那さん(あるいはパートナー・家族)と、片付けの認識を合わせる際、気を付けることがあります。
まず「不快にさせない」は不可能だ、ということ。
そして、相手が不快を感じても、あなたに責任はない、ということです。
息子1歳過ぎ頃の、一番苦しんでいた頃の私に伝えたいことです。
「不快にさせない」は不可能
まず、これ。
無駄に不快にさせないよう配慮はしても、全く不快にさせないのは無理です。
片づけの話題は、旦那がとても嫌うし、エネルギーを使う話だからです。
しかも、私は産後さんざん「片付けろー!!」と吠えて、旦那を身構えさせてしまっています。
まず警戒する反応が来るのは当然で、ここを気にしすぎると、できる話もできなくなってしまいます。
相手が不快を感じても、あなたに責任はない
そこで、「相手の気持ちは相手のもの」と線を引くことが重要になります。
相手の気持ちは、相手のもの。
あなたがどうこうできるものではありません。
産後の私は、「旦那がどう思うか」を気にしすぎた結果、言うべき事も言えずに溜め込んでしまいました。
どう思うかなんて、私にコントロールできることじゃないのに、です。
で、言えずに溜めたあげく、旦那が疲れてるときなど明らかにまずいタイミングで投げつけて、口論になったりしてました。
ひどいもんです。
先にも書いたように、相手を必要以上に不快にさせないよう、一定の配慮は必要です。
が、配慮の上で伝えた言葉で、相手が何を感じたとしても、あなたに責任はありません。
相手の感情は、相手のもの。
気にしすぎず、引きずられず、「そう思ったのね、フーン」くらいで、さらっと流しましょう。
こうした「自分と他人は別のもの」という線引きを、「自他境界」といいます。
また、時間がたてば、相手の中でも、瞬間的な不快は消えていきます。
さらっと流してしまっても、案外大丈夫なものですよ。
考えすぎずに、声をかけてみよう
気が合って結婚して、なんだかんだ一緒に暮らし続けている相手です。
何かが噛み合えば、きっとまた話ができるようになるはずです。
タイミングを見計らいすぎずに、「今、話してもいい?」と声を掛けてみましょう。
「耳なら空いてるから聞くよ」「一瞬だけ待って」「今は無理、あとで」などと反応が返ってくるはずです。
「相手が今、話を聞ける状態かどうか」は、相手の方が分かっています。
片づけについては何も分かってない旦那でも、今現在の自分の状況に関してなら、ちゃんと分かっていて答えてくれます。
夜間授乳で寝不足の中、考えまくって一杯一杯になっているあなたよりは、よっぽど冷静に分かっています。
まずは、声をかけてみましょう。
そして、片づけについては、必要なことは自信をもって言いましょう。
旦那からも意見が出てきたり、「俺には難しい」とか言われたら、一緒に解決策を考えていきましょう。
我が家の片付けは、まだ解決途中です。
でも、息子が1歳過ぎ頃の苦しんでいた頃よりは、旦那と普通に話せるようになっています。
話し合い、難しいとは思いますが、焦りすぎずに、感覚をつかんでいきましょう。
※私が「相手の気持ちは相手のもの」を腹落ちしたのは、cotreeの「書くカウンセリング」を利用していた時でした。
対面カウンセリングは予定が立たなくて無理、喋るより書く方が気持ちを整理できる、という場合には、書くカウンセリングはおすすめです。
※こちら↓の「伝え方講座」と関連書籍は、相手を「必要以上に不快にさせない」ために参考になります。